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「究極の選択」というのをよく聞きます。「あなたならどっち?」という番組もあった気がします。 この「たからげた」を使うか使わないかも、一つの「究極の選択」かもしれません。 というのは、下駄を履いて転ぶとチャチンチャリンと小判が出てくるのですが、その代わり背が低くなるのです。 もしもこんな下駄があったら、あなたは使いますか?やめておきますか? 【あらすじ】 母と息子の貧しい家で、母の方が病気になってしまいます。お金の都合にごんぞうおじさんのところへ行くのですが、「なかなか返さんやつにはもう貸さん」と追い返されます。その時、男の人が下駄をくれました。その下駄を履いて転ぶとお金が出て来るが、転ぶ度に背が低くなるというのです。息子はさっそくそれを使って出た小判を薬代にしましたが、それを知ったごんぞうおじが… 【解説・感想】 転ぶ度に小判が出て来るけどその分背が低くなるという、有り難い様な恐ろしい様な下駄。 この本を読む度に「うーん、私なら使うか使わないか??」と、真剣に悩んでしまう欲の皮が張った私です。。 大体一度転ぶと3枚くらい小判が出て来るようです。小判の価値が現在で言うとどの位か、なかなか当てはめるのは難しいようで、よく「鬼平犯科帳」を読んでいても池波先生は一両=3万円といったり10万円といったり、同じシリーズうちでも時々変わってる(笑)。もし5万円としたら一度転ぶと15万円、背が一度につき1センチくらいしか縮まないなら、2、3度転んでみてもいいかもしれません(笑)。 でも逆に「背の高さ」というのはお金では買えないもの。もし現代に、1センチ10万円で、なんて話があれば買っちゃう人もいそうですよね〜。そうするとそれをお金に換えてしまうのは勿体ない!? などと、これを読みながらいつも悶々としてしまうオシなのでした。。。 それはそれとしまして…「よくばりおじさん」が自滅してしまうのは日本昔話の小気味いいところ。しかしいくら小さくなったからと言って「虫」になってしまうのはかなり笑えるオチです(そもそも形がちがうよ〜)。 これはソフトカバー「こどものとも年少版」。 絵が梶山俊夫さんで、昔話らしい線に安心して読み進める事が出来ます。 絵本『たからげた』には長サンのバージョンもあるみたいで、随分雰囲気が違うんでしょうね。 |
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