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help リーダーに追加 RSS 息子を失った母の悲哀。映画『Changeling』

<<   作成日時 : 2008/11/08 11:09   >>

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クリント・イーストウッドが監督し、アンジェリーナ・ジョリーが主演した映画『Changeging』。邦訳するなら「取り替え子」あたりになるのでしょうか。1928年に実際にあった話の映画化です。



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いや、すごくいい映画だったとは思うよ。でも長かったよぉ〜。ふうっ〜〜
クリントさん、どんだけ引っ張るのだ?と何度も思ってしまいました。。。
でも興行成績も評判もそこそこ良好。まだ二週目なので朝の上映回でも結構入っていましたよ。



【あらすじ(ネタバレあり注意!)】

舞台は1928年のロサンゼルス。クリスティーン・コーリンズ(=アンジェリーナ・ジョリー)は電話局でスーパーバイザーを勤めるシングルマザー。ある日、急な出勤が入り、息子のウォルターは一人で留守番することになる。クリスティーンが仕事を終え家に帰ると、息子の姿がない。丸一日たって捜索が開始されたが、息子はそのまま行方不明となってしまった。半狂乱となって探すクリスティーンだったが、手がかりは見つからない。
5ヶ月後、ウォルターが見つかったとの知らせに喜ぶ母。しかし汽車から降りてきたのは、見知らぬ子供であった。「長い事会わなかったから外観が変わった」という警察の説明に無理に納得させられるが、しかし帰ってきた息子の背が5センチ低くなっている事、割礼していることなどから、明らかに本当の自分の息子ではない、と信ずる。それを警察へ訴えるが、しかし取り合ってもらえない。それどころか、子供が邪魔になったため育児放棄したいのだろうと言われ、警察から送り込まれたドクターも彼女にそれが本物の息子だと信じ込ませようとする。学校の教師や歯科医などの証明をもらい、メディアにその子が自分の本当の息子ではないことを発表しようとしたクリスティーン。しかしそんな彼女を邪魔に思った警察は彼女を精神病院に入れてしまう。
以前からLAPD(ロサンゼルス警察)の汚職と腐敗について、自身のラジオ番組で怒りを表明していたSt Paul's 教会のグスタブ神父(=ジョン・マルコビッチ)は、クリスティンを救うべく手を尽くそうとする。
またその頃、不法入国のため警察署に連れて来られた少年が、イバラ刑事(=マイケル・ケリー)に、告白をしたいという。それは同居する彼の従兄弟が、残虐な犯罪を起こしているという内容であった…。


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【解説・感想】

アンジェリーナ・ジョリーというと、いつもブラットピッドの横にいて綺麗な格好をしている、にこやかな姿を思い浮かべるんだけど、この映画の彼女は壮絶。愛する息子を失った母の苦悩と狂気が顔の影になって現れていて、そしてめちゃくちゃやつれてる(←当時ブラピが心配するくらいだったと聞きました)。
とくに自分の主張(子供が替え子だということ)が信じてもらえない時に両手を頭を抱える仕草が非常に印象的です。

この映画の背景には、1928年のLAでは警察の汚職と腐敗がひどかったこと、また当時女性が世間にたてつく(というか自分を主張する)ことはタブー視されていたことがあるようなのですが…でも1928年だからねぇ、その頃の日本なんてほとんど全体主義の時代っすよ。女性がローラースケートはいて会社をスーパーバイズするなんてことは、(良く知らないけど)全く無かったのではないだろうか?悪い時代だったとしてもやっぱその頃のアメリカは進んでるや。とちょっと感心してしまったりして。
(今調べてみたら、「蟹工船」が1929年の作品だよ。そんな時代ですよ日本は。。。)

また、神父さんがラジオ番組を持っていて、そのお説教を兼ねたメッセージを世間に広めて、また実際に世を動かそうと行動している。キリスト教の教会って、その影響力も、また「善き力」も感心する位あるんですよね。日本のお寺とか神社とかの人がどれだけ自己犠牲して世に尽くしているのか、日本にいても全く見えて来ないんだけど。キリスト教の教会のパワーにも感心しますね。

それから、犯人。
最初に刑事が農場に行った時は彼が悪い人間とは知らされていないのだけど、とってもおどろおどろしい予感に溢れ。
それはもう『Fargo』の世界なんでありますよ。
こんなやつが当時からいたというのはそれもある意味進んでいるのだ、アメリカ。

あと「取り替え子」の子供の方も…一緒に観に行った友達の間で突っ込まれまくり。。。
あの子にぴったりな言葉を思いつきましたよ。「盗人猛々しい」ってのはどうでしょう(笑)


さて、上の方でも書きましたが、前半は話が転がって行くし緊張感もあるからいいんですけど、後半ちょっと長過ぎですよ、この『チェンジリング』は。なんせ上映時間144分という映画館泣かせの長さです(行く前には120分くらいかと思ってました)。
裁判の場面とかってそんなに引っ張る必要があったのだろうか?あと処刑場面とかも、要らないっちゃー要りません。

もう最後の方はずっと、「このストーリーをどうやって落とし前つけるんだよぉクリントさんよぉ。」って、ホントに心配しちゃいました。案の定終わりは…すごくドラマティックにはなりきれなかった。。。
むしろ淡々と、割り切れないような終わり方になってしまいました。せめて120分に収まればよかったのではないかなぁ。


それでも自分の子供を捜し続けた母親の,狂気にも似た信念、それは観るものに悲哀を呼び起こします…。



それにしても年末にかけて、もう一作新作映画が公開されるというのですからクリント・イーストウッド監督、御歳78歳とは思えないご活躍ぶり。毎年毎年よく撮りますよねぇ。
映画祭とかでみると「頭蓋骨が透けて見えそうな」感じなんですけど(←ごめんなさい)。
やりますな。おっちゃん。


トレイラーです。↓



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
出来れば日本語字幕付きで見てみたいです。内容的に英語だけだと、しっかり聞いていないと内容掴めなくなりそうですね。それだと疲れるので出来れば日本語で・・・・そんな事やってるので英語が上達しないのですね。
 しかし、子供の顔が違えば母親だけでなく、周りの友人やら近所の人も気が付くと思うのですが、よっぽど似ていたという事なのでしょうか。気になりますが、日本語字幕付き版を待ちます。
くりさん
2008/11/13 10:38
どうなんかなー。私は、「まぁわかんないところはそれでいいや」って感じで映画を観てるので、ひょっとしたら字幕で観ると「こんな台詞だったんだな」と思うのかもしれません。でも一緒に行った人たち(駐妻軍団)も英語がわからないとはクレームしてないですよ。映画は映像もあるので…。

近所の人には警察から回された医者が説得に行きます。学校の先生は違うと言ってくれて、それで証明を書いてくれますが…。そういう主張も受け付けられない、まあ一種の恐怖政治みたいなものでしょうかね。
オシツオサレツ
2008/11/13 22:13

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